MNOのauからMVNOのmineoにMNP

どうも、僕です。一昔前なら自分でも何のことやらさっぱりわからんタイトルにしてみました。日本語にすると「auからau回線網を利用する格安SIMのmineoさんとこに、同じ携帯電話番号のままで移転してやったぜ!」ってことです。そうです、念願の脱大手キャリアを果たしました!

AMAZONで購入した、MNOのエントリーパッケージ(AMAZONリンク)
公式WEBから申し込むと新規契約事務手数料は3,240円(税込)。
AMAZONでパッケージ購入だと、2,268円(税込)で収まります。不思議!

MVNOについて解説的なことであれば、「MNOとは移動体通信事業者(Mobile Network Operator)を指し、例としてNTTdocomo…」ですとか、「MVNOとは仮想移動体通信事業者で自社の回線網を保有せずMNOの回線網内に自社スペースを間借りして・・・」とかありますけどそういうのはやりませんし、やれません。

MNPをするまでには、準備調査する期間を確りと取って検討してきましたので、興味ある人に伝えることができる程度には知識の体系化もできているつもりです。雑誌、ムック、ネットと調べまわってそういったところに書いてあることは大方知っているくらいにはなりました。しかし、そうはいっても所詮ユーザーレベルですし、他にまとまった見やすいサイトを見てもらったほうがずっと有益ですし、何よりそれを図やら何やらを駆使して見てもらうような体力気力技術もないです。

なので、ここでログりたいのは、どうして2002年から13年の長きに渡り使用してきたauとおさらばするのかってことです。というのも、これまでの経験上から言って、これから格安SIMに慣れてそれが当たり前になってしまうと、「どうして大手キャリアであるauから脱出したんだっけ?」「いつだったっけ?」ってなるのが目に見えているので、チラ裏と言われようが理由等々羅列しておきたいのです。

で、その理由ってのはこんな感じ。

<理由>
 1.一向に下がらない大手キャリアの携帯料金
 2.不透明な料金プラン&機種代金
 3.意外と変わらないMNO/MVNOの利便性
 4.テザリング無料にならないことへの怒り

個別詳細にお付き合い頂ける方は続きからどうぞ。



1.一向に下がらない大手キャリアの携帯料金

きっかけであり、一番の理由です。僕はこれまで月8,000円の支払をしていてその内訳はLTEプラン934円+LTEフラット5,700円、あとはスマートバリューやら機種代やら機種変更サポートやらといったもの。大手キャリアの請求はプラスマイナスぐっちゃぐちゃで意図的によくわからないことにされていますが、とにかく実支払は月8,000円程度でした。

で、機能サービス面。「LTEフラット」のネットは通信可能容量/月に関しては月7GBまで使用可能でそれ以降は128Kbpsに制限というもの。「LTEプラン」の通話に関しては相手先がauの通話のみ9時から21時に限り無料通話可能で、家族間通話は24時間無料、他への通話料は20円/30秒でした。

無料通話についても、以前は通勤の合間などに使用していましたが首都圏転勤を境に、満員電車での通勤かつ駅と家の距離が近い生活になり、利用が激減していました。当初はほぼ通信専用の機器に8000円/月は高いけど、一般的なスマホの料金なのだろうから仕方がないのかな、と思っていました。

ところが、今年の3月頃MVNOのmineoにするとこんな値段になることがわかりました。
2,367円!! JmioとかOCNの(ほぼ)同一サービスでも大体似たような値段です。

無料通話こそないが20円/30秒はこれまでと変更なし。通信は5GB/月だが超過はこれまで数えるほど。もし5GBを超過しても200Kbpsで通信可能だし、使用しないときなどは「mineoスイッチ」というアプリで予め200Kbpsに速度制限をしておけば制限中の通信容量はノーカウントにしてくれます。運用次第で十分実使用に耐えますね。

しかし2367円って約1/4ですよ。破格です。奥さんもmineoに移れば月10,000円以上の節約になります。物凄い訴求力です。こうなると、あとは何がデメリットとなってくるのか、そのデメリットは許容範囲なのかといった問題でした。詳細は後述する理由3にて・・・。


2.不透明な料金プラン&機種代金、既存顧客・優良顧客(自称)はないがしろ

非常にシンプルな話ですが、大手キャリアは長年使っているユーザーを全然優遇してくれません。

電気量販店の店先でも新規とかMNPのほうが機種代金が安い。うちは夫婦とも10年以上auを使っていましたが何の恩恵もない。フツーに割高な機種変更でやってきました。この価格差は新規ユーザー獲得施策なのでしょうが、非常に不満です。学割とか多くの割引施策がありますけど、僕らはその恩恵をほとんど受けられません。なんかおかしいよね・・・と思っていたとき、ある言葉を目にしました。それは「養分」というもの。ユーザーが大手キャリアに搾取される様子を揶揄した表現です。物凄くストーンと自分の中に落ちる表現でした。

そしてその表現が様々なことを思い起こさせました。「実質0円」の表現が許容されていることをはじめ、もともと大手キャリアがやりたい放題やっていることへの反感。学割にしてもMNPにしても割引原資は他の割引されていないユーザーから得た利益であること。とどめにはauショップで長いことワケの分からん相談をしているおじいちゃんおばあちゃんや、機械に疎い人たちを相手にするための経費。そういったものを成立させているのが僕ら手間のかからないユーザーだと思うようになったのです。ちょうど日本の税金使途とそっくりの構図ですね。税金は簡単に変えさせられませんが、携帯会社との契約であれば自分の自由意思でさっさと変更することができます。嫌なら逃げればいいだけです。ボケっとしてきた自分が悪いのです。


3.意外と変わらないMNO/MVNOの利便性

さまざまの懸念がありましたが、特に移転を思いとどまらせる要素はありませんでした。

(1)許容範囲だった回線速度
よく言われることに「LTEへの繋がりやすさは同じだが、繋がったあとの速度が違う」というものがあり、当初もっとも懸念したことでした。しかし、これはプリペイドプランの存在が簡単に懸念を解消してくれました。

このパッケージ内にはSIMカードが入っているので、手元に届いてすぐに運用を開始することができます。届いたら自分のスマホのSIMカードと差し替えてちょっとした接続設定を行うだけ。手持ちのスマホで通信できることを確認できますし、通勤経路/オフィス/自宅近辺といった生活エリアでそれぞれ繋がるのか、速度に満足できるのかを試すことができます。僕の場合はMVNOの利用に全く問題のないことがすぐにわかりました。


(2)テザリングも無料で利用可能(mineoの場合)
ドコモ系のMVNOではテザリング利用ができないことがよく知られていますが、au系のMVNOならテザリングできます。これはモバイルノートPCを利用する僕にとっては死活問題でしたが難なくプリペイドテストでもクリアしていましたし、MNP移転した今も快適に使用できています。


(3)緊急地震速報はMVNOでも受信可能
自分では未確認なのですが、これは機種依存の機能で利用するスマホが緊急地震速報に対応しているものであれば受信ができるそうです。こないだも大きな地震がありましたがmineoスマホの場合、緊急地震速報を受信できたとのカキコミがツイッターをはじめとしたWEB上で複数確認できました。


(4)メールアドレスぐらいしか違いが浮かばない
キャリアのメールアドレス(XXXXXXXX@ezweb.ne.jp)とお別れするのは人によってはデメリットですが、メインはGメールだったので特にネックとはなりませんでした。


4.テザリング無料にならないことへの怒り

過去記事にも書いたのですが、タイミングを見計らっていたところにこのニュースでした。

auではテザリング利用をするにはテザリングオプションに申し込む必要があります。そしてこれは月額500円(税抜)で、2年間無料という立てつけでした。まあ、2年経ったころには完全無料化するだろうと思っていましたが、2015年5月のこのニュースで無料化するのは非常に限られた(それもauに都合のいい)プランを利用するユーザーだけでした。これからもこういったカタチで既存ユーザーは「養分」とされていくのだなと、非常に萎えました。バイアスかかってたのはありますけど、怒りというより萎えたのをよく覚えています。




というわけで、6月12日からmineoやってます。

駄文長文のおつきあいありがとうございました。移転後も特に問題なくスマホ生活を継続できています。こんなことならもう少し早く移ればよかったです。通話が少ない方には早々に養分をお辞めになることをお勧めします。


石橋叩いて渡るタイプの人には、mineoに限らずプリペイドで試して、エントリーパッケージでMNPってのがお得で安心だと思います。ってことでmineoだけアフィリ。特にmineoではMNPのとき、新規事務手数料は通常3,240円ですけどAMAZONのエントリーパッケージだとなぜか記事現在では1,000円ぐらい安くてお得です。

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